女将ブログLandlady blog

2011.08.23

宮城に老舗445社

本日の地元紙「河北新聞」に帝国データバンクの調査の記事が
掲載されました。O21
「明治以前創業の老舗宮城に445社」という見出し。
「旅館・ホテル」が上位を占めた。という内容です。

「湯主一條」が第3位になっていました。P35G31
1560年 と記載されているので、これは「桶狭間の戦い」の年です。
開湯は1428年。湯主一條の祖先は、京の公家の出で、今川義元公に
食客としておりましたが1560年「桶狭間の戦い」で今川が破れ、現在の地に
来て温泉で傷を癒し、温泉の権利を発見者の農夫から譲り受けて
湯小屋を建設し道路を建設し宿屋を始めましたので
正式には1560年創業という事になります。
温泉発見伝。や温泉を発見した鎌。鎌先絵図。家系図などなど
貴重な資料が山の様に蔵の中にある老舗旅館「湯主一條」
「代々直系の長男でなければ後を継ぐ事は出来ない」
 という家の掟を守り続け二十代目。
この資料が巻物や古文書など沢山残っている事が、非常に珍しいP30
と600~700もある古文書を「日本温泉文化研究会」の皆さんが3~4年も
かけて調べて下さって、その目録が来年あたり公表される予定です。
私達も楽しみにしております。P47 
今回の大震災P5eでは、多くの方々が先祖伝来の土地を奪われどんなにか
つらい思いをされている事でしょう。P2b 
簡単に「国が土地を買い上げる」では済まされないのです。
その中には老舗といわれる企業も数多くあります。
湯主一條の二十代目は、
「約600年も続く先祖伝来の宿を守り続ける」という覚悟
この宿を継ぐ為に4番めにやっと産まれた跡継ぎの末っ子長男の二十代目
生まれる前から期待され幼少の頃から道が決められて育ったので
その覚悟は私達には計り知れないものなのだろう・・・・と推察します。
ご先祖様に守られて、熱血二十代目の思いもスタッフに伝わり
お客様にも伝わって、エネルギーとパワーをだしているのでしょう・・・・
『Old is Beautiful』 それは二十代目の熱い気持ちを指しているのかもしれません。

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