弱いつながり

最近読んだ本の中で、
東 浩紀氏の「弱いつながり」
がある。

表紙の帯に書かれている、
「グーグルが予測できない
 言葉を手に入れよ!」

というもの。
この文章を見て、思わず手に取ってみた。
というより購入してあっという間に読み終わった。

インターネットには情報が溢れているようにみえるが、
じつは自分が見たいと思っているものしか
見ることができない。

そりゃそうだ。
いつもの机で、いつもの場所で検索をかけていれば
おのずと検索キーワードも限れてくる。

本の中に例としてあったが、
「福島原発」と検索するのと、
「FUKUSHIMA」で検索するのでは、
出てくるものが違ってくる。
当り前だが、アルファベットで検索することってあるかな?
と考えてみると、自分の身を、自分の環境を変えないと無理。

環境を変えるには旅行へ出て「観光客」になること。

これは現実的だ。

インターネットは強い絆をさらに強くするもの。
SNSを考えるとそういえる。
抜けたくても、抜けられない状態になっている人も多いのでは。

とすると旅行へ出て観光客となり、
そこでできる「弱い絆」を楽しむほうが、
何かのきっかけになると思う。

さて今度はどこへ出かけようか。
そこでどんな検索をしようか。

今月末から社員研修旅行についていく。
絶好の機会だ。

サハリンでの講座

同じことを話しするのは比較的容易い、
と思っていたが、そうは問屋が卸さなかった。

極東ロシアの範囲とはいえ、
海を隔てている。

平均月収をみると、サハリンはモスクワより高い。
もちろんウラジオストクよりサハリンのほうが高い。
サハリン州では石油やガスが出る。
天然資源を有しているのは強い。
現在日本では全体の10%位を輸入しているほど。

ウラジオストクでは旅行会社の「HIS」は有名だが、
サハリンではその認知度は低い。

これはいささかまいった。
そこまで考えていなかった。
話しを進めながら内容を変えていく必要がある。

しかしながら「講座」という形をとっているから、
受講生はみな真剣に聞いてくれ、
そして質問もどんどん出てくる。






なにせサハリン大学の観光学部の生徒さんも参加してくれた。
2日間とも熱心に話しに耳を傾けてくれていたのが印象的。
サハリンでも日本人は見かけることはあれ、
日本人の授業を受けるというのはあまりないだろうから、
ある意味新鮮なのかも。

昼食は日本センターの入っているビルの中にある食堂。



日替わりでメニューが用意されている。
好きなものをとって、メインを受け取ったところで精算。
ロシア語は読めませんので、
日本センターの所長と一緒に行って、
メニューを教えてもらうというパターン。

私が精算しようとしたら、7ルーブル足りなかったのです。
そしたら精算のおばさんは、
「まけてあげる」
というような感じでにっこり笑ってくれた。

言葉は通じなくとも、雰囲気でわかるものですね。
食事の味はどうかって?
それを期待してはいけません。
安くいただけるのが大切。


サハリンでも活発な意見が飛び交い、
一日の終わりには体力の消耗がありましたが、
無事に全部の行程を終えることができました。




終了後の写真撮影をすると、
達成感と安堵感が自分を包むのがわかる。

そして一人一人と挨拶をし、
別れを惜しむ。

人との縁というのは深いですし、
貴重なものだなと感じるのでありました。



ウラジオストクから一路ユジノサハリンスクへ

ウラジオストクは坂が多く、
都市だなと感じた。
今後はカジノ構想もあると聞いた。
そうなれば一大観光地になる。
寒い冬でも訪れる人が増えるだろうな。

ただし問題は空港から町中に来るアクセスが悪い。
エアポートエクスプレスがあるものの、
乗り継ぎが悪いことと、日に5便しかない。

街中は通勤時のラッシュもひどい。
交通インフラを整えることも急務だろうな。

通訳のポポフさんにホテルまで迎えにきてもらい、
空港までタクシーで向かう。
楽しかったウラジオストクでの3泊。
期待を膨らませて一路ユジノサハリンスクへ。

まずは機内食で驚き。
下の写真で何か気になるところは?



真ん中に白く尖っているのを見つけられるでしょうか。
そう骨です。実はこの他にもありました。
なんかいやな予感がしたのでめくってみたのですが、
ビンゴといったところでしょうか。
まあ海外に出れば驚くにはあたりませんね。

空港に到着して一路ホテルへ。
「サハリンサッポロ」というホテル。
サッポロというくらいですから日本人が作ったホテル。
外観はシンプル。客室は広く快適でした。
調度品の高さは日本人向け。







客室内はwi-fiが快適。
しかし一旦外に出ると今ひとつでしたね。


到着した日は移動日ですから、
サハリン市内を散策です。
ウラジオストク同様に埃っぽいのが困りますが、
街並としては綺麗に思えます。



町を走る車は9割がた日本車。
そしてスパイクタイヤを履いたままというのが目立ちました。
そりゃ粉塵を巻き上げている訳だ。

気温は25度くらいでしたから、
散歩をするにはうってつけの気候。

夜は日本センターの山本所長と一緒に日本食レストランに。
なにせホテルから歩いて5分以内というロケーションですから
とっても助かります。






お店の名前が「ふる里」というくらいですから、
オーナーは日本人です。
サハリンの名誉市民であり、
日本においても叙勲の栄誉に善くされた方でもあります。

日本食レストランですから注文するのも日本食。
餃子と唐揚げ大根サラダ。
日本で食べるのと変わりありませんでした。

寿司も各種ありましたが、
さすがにそこは帰国してからのお楽しみに!

2時間ほどの市内散策をし、
日本食を頂いたところで準備はOK。
翌日からの鋭気は養いました。
心地よくスタートを切れそうです。

宿泊先のホテルと、日本センターの入っているビルは
目と鼻の先。
歩いて5分もかかりません。
ロケーションとしてもバッチリ。

受講生に会えるのを楽しみに夢の世界へ。